あらすじ
社畜だった前世の記憶を持つ伯爵令嬢クロエは、自身が「実家の破滅フラグ」の渦中にいることに気づく。破滅を回避するため、自作の薬草調合技術を活かして事態の収拾を図ろうとするクロエだったが、あろうことか『氷の悪魔』と恐れられる冷酷無情なアリスティア公爵に、試作品の「惚れ薬」を誤って飲ませてしまう。
薬の効能により、冷徹だったアリスティア公爵は一変。クロエに対する度を越した執着と、激しすぎる求愛を開始する。王宮の陰謀や「古代呪術派」の黒幕が立ちはだかる中、アリスティアの圧倒的な氷魔法と過保護な愛によって悪党どもはことごとく返り討ちにされ、クロエの実家の破滅フラグも完璧に粉砕されていく。
やがてクロエは決死の思いで「解毒剤」を完成させ、アリスティアに投与する。しかし、正気を取り戻したはずのアリスティアの愛と執着は冷めるどころか、むしろ理性を保ったまま「完璧に計算された甘い束縛」へと進化していた。
最初は薬のせいだと恐れていたクロエだったが、孤独だった彼の過去を知り、まっすぐな深い愛に触れることで、次第に彼を受け入れていく。
不完全な惚れ薬から始まった二人の関係は、王宮や社交界を巻き込みながら、重すぎるほどの愛に包まれた最高のハッピーエンドへと向かっていく――。