あらすじ

推しが亡くなった。グループが解散した。信じていた姿ではなくなってしまった。 そのとき心に空いた穴を、周囲はなかなか理解してくれません。 「会ったこともない人なのに」「そんなことで」 そう言われて、悲しみを飲み込んだ経験はないでしょうか。 本書は、臨床心理士・公認心理師として長年グリーフケアに携わってきた著者が、「推し」を失った悲しみに正面から向き合う1冊です。 著者は大学で学生たちの喪失体験に触れるなかで、「推しの死」が引き起こす心の動きが、一般的な死別のそれと非常によく似た構造を持つことに気づきます。 であれば、グリーフケアの知見は「推し」を失った悲しみにも同じように届くはずだ。本書はその確信から生まれました。 なぜ「推し」はこれほど心の支えになるのか。社会に認められない悲しみは、どのように孤立していくのか。 語ること、物語、表現という3つの道筋から、悲しみを外に出し、もう一度自分の中に収めていくプロセスを描きます。 悲しみは、消さなくていい。忘れなくていい。抱いたまま、これからを生きていくことができます。 「推し」を失った方はもちろん、大切な誰かや何かを失ったすべての方へ届けたい1冊です。

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シーモア
シーモア2026/09/30
  • 現在の作品推しの死 悲しみを抱いて生きるグリーフケア