あらすじ

罪を忘れた百人が、十年の監獄で生き残る。 目を覚ましたカシミールは、見知らぬ白い部屋にいた。周囲にいるのは、自分と同じように戸惑う九十九人の男女。 彼らに共通するものは、ただ一つ。全員が「犯罪者」として選ばれたことだった。 しかしカシミールには、自分が何の罪を犯したのかまったく記憶がない。 彼らの前に現れた、404と名乗る謎の存在は告げる。ここは〈ブロック〉。三六五〇日以内に出口へ到達できなければならない、無数の〈テリトリー〉に分かれた世界だと。 各テリトリーには、独自の住人、魔物、危険、そして法則がある。死ねばすべてを失う。一方で、他の参加者を殺せば、その者が持っていたものを奪うこともできる。 仲間たちはすぐに引き離され、カシミールは強気で他人に運命を決められることを嫌う少女・アリアと出会う。二人は手を組み、時には味方を増やしながら、出口を目指してテリトリーを進み始める。 だが、彼らが解放するテリトリーが増えるほど、ひとつの疑問が重くのしかかる。 ――なぜ自分たちは、本当にここへ送られたのか? それぞれに与えられた固有パッシブ。生存のためなら仲間さえ切り捨てる参加者。〈ブロック〉の存在すら知らずに暮らす住人たち。 同盟と裏切りが交錯する〈クリミナル・テリトリー〉で、カシミールは自分の罪と、この世界が百人に求める真の目的を探る。 出口を見つけることは、ただ逃げ出すことよりも、はるかに困難かもしれない。

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小説を読もう2026/10/01
  • 現在の作品Criminal Territory ― 罪を忘れた100人の贖罪領域