あらすじ
国に尽くすため、異国の地で近代兵法を学んでいた青年・アーネムランド・ネズミ。最先端の兵学の習得のために留学していた彼のもとに届いたのは、故郷が侵略されたという報せだった。しかも、相手は世界最強の大ワスタル帝国。
勝ち目はない。それでも、学んだすべてを故郷のために——不安を抱えたまま、彼は帰国を決意する。
だが待っていたのは歓迎ではなかった。理由も告げられぬまま牢に入れられ、共に来た仲間は次々と処刑されていく。独り残され、絶望の暗闇中に、足音が近づく。現れたのは、この国の国王の次に権力のある男 ザンザ。
「ここから出してあげよう。その代わり、お前の力を私に貸しなさい」
絶望の底に差した、一筋の光。——この瞬間、歴史が動き出したことをまだ誰も知らない。+