あらすじ

三億円あれば、人生の選択肢はかなり増える。 仕事を続けるか。辞めるか。 休むか。働くか。 何かを諦めるか、やってみるか。 金があるだけで、その答えを自分で選べる。 そんなことを考えていた普通の会社員・佐伯が、週末に始めたのはダンジョン探索だった。 目標は――三億円。 魔物を倒し、素材を持ち帰って売る。 危険はある。それでも、給料以外に金を稼げるなら悪くない。 そしてある週末、佐伯は一本の魔物素材を持ち帰る。 査定額は、三十二万四千円。 迷う理由なんてない。 売るつもりだった。 ところが、素材を手元から離した瞬間。 佐伯は、自分の身体に起きていた変化に初めて気づく。 ――もしかして、これを持っていたから? 売れば三十二万四千円。 持っていれば、次の探索で役に立つ。 金に換えるか。手元に残すか。 その選択は、次に手に入れた素材でも、その次でも繰り返されていく。 拾う。売る。残す。使う。 少しずつ増えていく金と、できること。 平日は会社員。週末はダンジョン。 人生を自分で選べるようになるために。 佐伯は、三億円を貯め始める。

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カクヨム
カクヨム2026/09/30
  • 現在の作品『三億円を貯めるまで』~魔物素材は売れば金、残せば力。会社員の週末ダンジョン生活~