あらすじ
時は大正、十六歳の若さで自らこの世を去った華族令嬢の瑠璃。彼女がたどり着いた先、あの世には、自ら死を選んだ者だけが就く『結い子』と呼ばれる職業があった。
『生きる』『一生を全うする』とは何たるか。
その答えを見つけるまで、瑠璃のような魂は転生することが叶わない。
『結い子』の勤めは、生まれ変わる魂の来世の道筋、土台をつくること。
色とりどりの糸を使って『一生を結う(つくる)』ため、『結い子』と呼ばれている。
瑠璃はその勤めを通して、様々な人の命や生き様と向き合うことになる。
また、瑠璃には生前から、どうしても忘れられない男性がいた。
しかし、現代に生まれ変わった彼は前世での出来事を忘れ、人格も変わってしまっていた。
そして、ひょんなことから幽体離脱をした彼が、天界へ度々やって来るようになった。
変わってしまった彼を瑠璃は拒むが、次第に絆されていく。
しかし、現世での彼の幸せを願うがゆえに、頑なに繋がりを絶とうとするが――。
「あの世」と「この世」が交差するヒューマンラブストーリー。
※不定期更新ですが、11月中には完結予定です。