あらすじ
中学生のころに作った異世界に、最強のライバルキャラとして転生してしまった。
作家になる夢を諦めた30歳の昭島透(アキシマ・トオル)。
彼が手に入れたのは、暗黒の魔導騎士ザインハルト・フォン・ノワールの身体だった。
大魔道士級の魔導術も、最強クラスの剣技も思いのまま。
ただし、強力な技ほど名前が恥ずかしい。
「――蒼天の聖焔(ルシフェリア・フレア)!」
敵は消し飛ぶ。
同時に、命名した本人の羞恥心も致命傷を負う。
ところが、知り尽くしているはずの世界には、作った覚えのないヒロインたちがいた。
気の強いエルフに振り回され、ドジなメイドを気にかけ、実直な女騎士と関わるうちに、かつての設定だけでは説明できない出来事が重なっていく。
変わってしまった歴史。
五大世界に迫る崩壊。
そして、この世界で出会った、失いたくない仲間たち。
自分が書いた設定でも、彼女たちが生きている今は、ノートの一文では片づけられない。
これは、物語を書くことを諦めた男が、かつて自分でつくった世界で、もう一度人生と物語に向き合う話。
笑えて、ときどき熱い。
黒歴史をさらけ出す、限界突破の羞恥系異世界転生!
※本作はカクヨムにも掲載しています。