あらすじ
私の恋には、食パンが足りなかった。
好きなクラスメイト・佐伯くんと、一年以上「おはよう」しか進展していない女子高生、小宮まどか。
関係を変えるために思いついたのは、食パンをくわえて曲がり角でぶつかる、あの王道の出会いだった。
食パンの厚さを選び、台詞を練習し、万全の準備で迎えた決行日。
しかし、好きな人は想像以上に、きちんと前を見て歩く人で――。
「故意だね」
「恋だよ」
「音は似てる」
恋を始めたい女子高生と、どうしても衝突を避ける男子高校生。
食パン一枚をめぐる、空回りとすれ違いの青春ラブコメディ。