あらすじ

伯爵令嬢セシリアは十年間、婚約者レオンの陰で外交文書を書き続けてきた。戦争を止め、条約をまとめても、称賛されるのはいつも彼。愛されるためならそれでいいと耐えてきた。 しかし祝賀会の壇上で、レオンは別の令嬢を功労者として紹介する。セシリアには礼状の清書を命じ、名前さえ呼ばなかった。 「私の名前をご存じですか」 答えられない婚約者へ鍵と指輪を返し、セシリアは隣国からの招聘を受ける。そこで待っていた外交官ユリウスは、匿名だった文書の小さな癖から、ずっと彼女の仕事を見抜いていた。 一方、借り物の言葉を失ったレオンの交渉は崩れ始める。 功績も名前も奪われた女性文官が、自分の言葉を正しく読んでくれた人と未来を選ぶ逆転恋愛。

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小説を読もう2026/09/30
  • 現在の作品婚約者の外交文書を十年間書いてきましたが、私の名は一度も呼ばれませんでした ~隣国へ移った女性文官は、今度こそ功績も愛も譲らない~