あらすじ
根張菌子は、青いスライムのプルルに恋をしている。
優しくて、いつも自分の歩みに合わせてくれるプルル。
ただ一つだけ、菌子には耐えがたいことがあった。
大豆田まめ子が、彼の身体の中へ入っていくこと。
プルルの体内には納豆菌が共生している。
まめ子はそこで一晩かけて発酵し、翌朝、納豆になって出てくる。
まめ子が嫌い。
プルルが好き。
そして――プルルが作った納豆も、大好き。
これは恋なのか、食欲なのか。
「好き」は、一つでなければならないのか。
粘菌とスライムと大豆が織りなす、たぶん本格恋愛小説。