あらすじ
神様って、なんで毎回そんなことするんですか?
神城透は、世界各地で起きる“神話の後始末”を専門にする組織の職員だ。
ギリシャ、北欧、インド、日本――。
神々が何かをやらかした場所へ転移し、残された異変を片付ける。
そのために使うのが、スキル《神跡観測》。
土地に残された神々の痕跡に触れることで、その場所で起きた神話を追体験できる。
ただし観測中の姿は、なぜかその場に都合のいい小動物。
鳥になって空から見下ろしたり、
猫になって神殿へ潜り込んだり、
魚になって海の中までついていったり。
ゼウスが暴れ、
ロキが余計なことをし、
シヴァが世界を救い、
フェンリルが縛られる。
……いや、ちょっと待て。
「なんでそうなるんだよ!」
「それ絶対あとで面倒になるやつだろ!」
「神様なら、もう少し後のこと考えてくれ!」
当然、過去の神々に透のツッコミは届かない。
そして神話が終われば、透は再び現場へ戻される。
目の前に残っているのは、壊れた土地と、巻き込まれた人々と、誰も手を付けなかった“その後”。
神様の仕事は終わったらしい。
なら――ここからは俺の仕事だ。
「……さぁ、片付けるか」
世界中の神話を小動物の姿で見届けながらツッコミまくる、一話完結型・神話ファンタジーコメディ。