あらすじ
鎌倉駅前で、榊悠真は小宮山日和という見知らぬ女子高生を助ける。
なくしたスマートフォンを探していた日和だったが、せっかく鎌倉まで来たのだからと、悠真を連れて以前訪れた場所を巡り始める。
鎌倉山のレストラン、海の見える踏切、そして江ノ島。
最初は成り行きで付き合っていた悠真も、次第に日和との旅を楽しむようになっていく。
しかし旅を続けるうち、日和の記憶にはどこか不自然なところがあることに気づく。
なくしたスマートフォン。
何度も訪れたはずの場所。
曖昧な過去の記憶。
一日の終わりが近づくにつれ、日和が忘れていたものが少しずつ姿を現していく。
これは、鎌倉から江ノ島までを巡る、少しだけ変わった二人の旅の物語。