あらすじ

古びた街の路地裏に佇む薄暗い本屋 そこには『書庫の亡霊』と呼ばれる どこかこの世の者ではない 不気味な雰囲気店員がいた 店員が静かに差し出すのは世界の裏側に実在する 怪異たちの生態を記した一冊の書物 その名も――『不可思議生物図鑑』 SNSの嘘を肥やしに宿主をネットの女神へと 祭り上げ最後には莫大な悪意で脳を焼き尽くす 「サクラホタル」 雨の夜に迷子を装って人間の良心に寄生し 動けなくなった宿主を生きたまま貪り食う 「ハグレチドリ」 図鑑に記された客観的で冷徹な解説文 しかしその後に続く「事例報告」には 生き物たちの容赦ない捕食生態とそれ以上に醜く 哀れな人間のドロドロとした欲望と破滅の物語が 克明に記録されていた 「今日の生物は、何でございましょう さあ、驚きと絶望の頁をお開きください……」 書庫の亡霊が贈る、奇妙で、美しく、 そして強烈に胸糞悪い 新感覚のダークファンタジー図鑑小説

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カクヨム
カクヨム2026/09/30
  • 現在の作品不可思議生物図鑑