あらすじ

丼の蓋の上の、黄色いたくわん二切れ。 東京の惣菜屋で見つけた「ひじきのたいたん」。 巻き取り鍵でキリキリ開ける、台形のコンビーフ缶。 回転寿司のレーンを八周した、乾きかけの玉子。 どれも、主役を張らない食べ物ばかり。 けれど、その一皿の向こうには、いつも誰かがいる。 小言の止まらない恋人。 昔話をしはじめた女房。 部活帰りに見かけた、初恋のあの子。 そして、通夜の席で見送る、映写室の大先輩。 京都と関西の食卓を舞台に、食い意地と、ちょっとの寂しさと、たくさんの「うまい」を詰め込んだ、十皿の短編集。 どうぞ、召し上がれ。

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カクヨム
カクヨム2026/09/30
  • 現在の作品ごちそさんでした。