あらすじ
20年前、愛猫ウズメを救えなかった主人公は、その死をきっかけに神への願いを捨て、神々の存在を蔑むようになった。
時を経て、彼の前に現れた少女・セオリツ。
彼女は宇宙の理を司る存在のインターフェースであり、人類にひとつの運命を告げる。
人類は世界を書き換えすぎた。
その結果、“カグツチの火”によって浄化されるのだと。
だが、主人公の中に残された愛猫との記憶が、彼女の演算に矛盾――“パラドクス”を生み出していた。
合理では説明できない、小さな命への執着。
何気ない日常の記憶。
それらはやがて、神の論理すら揺るがす“解釈”へと変わっていく。
世界か、彼女か。
あるいは、そのどちらでもないものか。
選択の果てに残されたのは、答えではなく――ひとつの“呪い”だった。