あらすじ
文明が崩壊し、かつての技術の多くが失われた未来の日本。
旧文明の技術や資産を封じた《金庫》を攻略し、それを持ち帰る者たちは――《バンカー》と呼ばれていた。
16歳のバンカー、ヒロト・アマギ。
彼が金庫へ潜り続ける理由は、金でも名誉でもない。
八年前に消えた父を探すためだ。
そんなある日、これまで存在すら疑われていた最高難度の金庫が起動する。
表示された攻略難易度は――100 YEARS。
《100年金庫》。
父が追っていたかもしれない金庫だった。
だが参加条件は「二人一組」。
単独行動を好むヒロトの前に現れたのは、攻略歴わずか三年の少女ミキ・ライリー。
軽口ばかりの彼女には、ヒロトに言えない秘密があった。
金庫を攻略するヒロト。
彼を監視するミキ。
100年金庫の技術を求める政府。
三者の目的が重なったとき、ヒロトは知る。
父は何を見たのか。
なぜ100年金庫は閉ざされたのか。
そして、人類は失われた文明をもう一度手にしていいのか。
罠を解き、過去を追い、最後に選ぶのは世界の未来。
頭脳戦×バディ×SFミステリー×金庫攻略譚。
世界の未来を懸けた、100年金庫攻略が始まる。