あらすじ
高校二年の夏、神谷はクラスメイトの水野葵に恋をした。
本を貸してもらったことをきっかけに、少しずつ距離を縮めていく二人。放課後に一緒に帰り、文化祭の準備をして、何気ない会話を重ねる。
けれど、互いに好意を抱きながらも、二人とも一歩を踏み出せないまま卒業の日を迎えてしまう。
「好きだった」
そう言って渡したのは、神谷が手作りした一枚の栞。
それは、離れてしまう二人をもう一度つなぐ、小さな約束だった。
言えなかった「好き」を、今度こそ伝える。
高校生だった二人の、甘酸っぱくて少し切ない初恋の物語。