あらすじ
小田切真尋、令和を生きるニート。
働いてはいない。
しかし、なぜか家事スキルだけは異常に高かった。
料理、掃除、洗濯、裁縫、保存食作り――その腕前は、もはや昭和のおばあちゃん級。
そんな真尋には、ひとつだけ熱烈に推している人物がいた。
戦国武将、織田信長。
ある日、AIとの何気ない会話から始まった、たった一つの疑問。
「もし、本能寺の変の前に行けたら……信長を助けられるのかな?」
その言葉が、まさか現実になるなんて思っていなかった。
目を開けた真尋がいた場所は――一五八二年の京都、本能寺。
しかもなぜか、織田信長の膝の上。
「……そなた、何者だ」
「ファンです!!」
「斬るぞ」
推しとの感動の対面は、まさかの殺されかけるところから始まった。
果たして真尋は、織田信長を本能寺の運命から救えるのか?
そして――
令和のニート女子が誇る、昭和仕込みの家事スキルは、戦国時代で通用するのか!?
AIを片手に、推しの命を救え。
歴史を知らないニートと、歴史を知りすぎているAI。
二人と一人の、ちょっと変わった本能寺救出劇が始まる。