あらすじ
科学研究者・慈優彩、25歳。
天才研究者・冬冷氷美の研究室で働く彩は、ある夜、研究棟の階段から転落し、意識を失う。
目覚めた先は、家族も大学も研究室も、ほとんど同じ世界。
けれど、何かが少しずつ違っていた。
そして一番違っていたのは、彩を愛する人。
幼い頃から兄妹のように育った冬冷家の三兄弟。
二つの世界で人間関係は微妙に入れ替わり、彩はそれぞれ違う相手から深く愛されていた。
いったい、どちらが本当の世界なの?
そして、私が本当に愛しているのは誰?
一方、巨大医療グループを率いる冬冷家には、製薬会社の陰謀が迫っていた。
親友の裏切り、仕組まれた媚薬、大学に潜む替え玉――。
研究者の目と手で、彩は証拠を一つずつ暴いていく。
メビウスの輪の表と裏のように二つの世界を行き来した先で、彩が見つける本当の居場所とは。
そして、冬冷家三兄弟のうち、彩が最後に結ばれるのは――?
⌘ 小説家になろうにも掲載しています。