あらすじ
「お前とは婚約破棄だ」――そう言われたので、私はもう一度婚約しました
「君との婚約を破棄する」
舞踏会の最中、突然そう告げられた私。
理由は、婚約者の召使いであるリネを私がいじめていたからだという。
けれど私は、リネという少女に会ったことすらない。
「私、この女にいじめられたんです!」
……さて、困りました。
彼女の話が本当なら、私はいじめをやめなければなりません。
彼女の話が嘘なら、彼女には別の目的があるのでしょう。
そして、婚約者と彼女が共謀しているのなら――。
「まあ、こういうときは色々考えてみましょう」
婚約破棄を告げられた令嬢は、怒るでも泣くでもなく、二人の言い分を一つずつ検証し始める。