あらすじ
【あらすじ】
日本のスーパーで普通の買い出しを終えた直後、愛用のペールグリーンのキッチンカーごと異世界へと突然転移してしまった元シェフ見習いの少女・ルナ。
右も左も分からない異世界の地で、途方に暮れる彼女の前に最初に現れたのは、呪いのせいで味覚を失い、氷のように冷徹だった黒狼族の公爵――アルフレッドだった。
「……美味い。砂の味しかしない俺の口が、この料理を美味いと感じている」
ルナが車内にあった牛肉で心を込めて作った温かい『ハッシュドビーフ』は、アルフレッドの凍てついた心と呪いを優しく解かしていく。
その圧倒的な美味しさに、アルフレッドは彼女が伝説に謳われる【大精霊の愛おし子】ではないかと直感するのだった。
実はルナの作る料理には、食べた者の魔力を満たし、傷や疲れを瞬時に癒やす『不思議な力』が宿っており、彼女自身も、この世界に数多く存在する強大で魅力的な【幻の獣人】の男たちの、魂の『番(つがい)』という宿命を背負った特別な存在だった。
大好きなルナのすぐ隣に並んで、四六時中そばで目を光らせて守る頼もしいアルフレッドとともに、ここからキッチンカーを走らせて行き交う人々を癒やす賑やかな旅路が始まっていく。
しかも、そのキッチンカーはただの乗り物ではなかった。
物語が進み、たくさんの人々をお腹いっぱいに満たしていくごとに、新しい調理設備が追加されたりメニューが増えたりと、少しずつ不思議なレベルアップを遂げていくのだ。
物語の最後には、誰も見たことのないような【最大進化を遂げる最強のチートキッチンカー】へと変貌していくことに――!
だが、旅路のなかでルナの前に現れるツガイはアルフレッドだけではなかった。
次々と彼女の前に現れ、ルナの温かいごはんと優しさに救われていく、全員がケモ耳としっぽを持ったモフモフで強大な【幻の獣人】の男たち。
「俺以外の奴に、そんなに無防備な笑顔を向けるな」
独占欲の強いアルフレッドを激しく嫉妬させながらも、たくさんのモフモフな幻の獣人たちと手を取り合い、少しずつ絆を深めていく逆ハーレムの日常。
可愛い魔獣たちに囲まれたのどかで美味しいキッチンカーの旅路は、いつしか激しい愛と執着が渦巻く、極上の溺愛ファンタジーへと走り出す!