あらすじ
定時制高校を辞めて、春から大工の修行に入るはずだった17歳、戸隠ユウキ。
夜の帰り道、魔法陣に吸い上げられていく天才高校生・斑鳩シオンを助けようと飛びついて、一緒に異世界召喚に巻き込まれてしまう。
シオンは、百のスキルを授かる救世の勇者。
ユウキが引き当てたのは、シオンのカードから分けてもらった、たった一枚【アンデッド・キラー】。
幽霊・ゾンビ・骸骨には無敵。ただし、それ以外にはスライムにも負ける。
肩に髑髏、ぼろぼろの黒い羽織、背中には金糸で「怨霊退散」。
どう見ても怪しいお祓い師の称号は――「勇者のオマケ」。
相棒の役に立つため、ユウキは口の悪いしゃべるタブレット『お祓い大辞典』を相棒に、冒険者ギルドのアンデッド案件だけを渡り歩く。
恨みを残してさまよう霊と約束を交わし、その無念を晴らして、成仏へ導く。
やがてその力は、伝説級の悪霊すら従えるほどに――。
ちょっと笑えて、ちょっと泣ける、悪霊使いの異世界冒険譚。