あらすじ
“私”と亙(わたる)はクレー射撃を愉しんでいた。その日も一時間ほど撃ち続け、遅い昼飯だと蕎麦屋へ駆け込んだ。
帰り道、亙が道を間違えて入り込んだ雑木林で、人を轢いてしまった。
だが、頭を潰されたはずの身体は動き始めた。
恐怖した二人はその場から逃げ去り、亙は後日、傷の悪化によって病院へ運ばれる。
どうしてもあの日の出来事が忘れられなかった“私”は、一人で雑木林へ戻る。
しかし、そこに残されていたのは乾いた血痕だけだった。
訳も無く辿り着いた亙の射撃場で一服していた“私”のもとへ、亙から電話が掛かってくる。
「助けてくれ! 今病院が――」
その言葉を聞いた“私”は、亙のいる病院へと急ぐ。
一方、SNSでは人が人を襲うという異常な動画が拡散されていた。