あらすじ

魔術師を入れれば、部隊は強くなる。 攻撃、防護、探知、治療――科学によって体系化された「魔術」は、現代の戦場に欠かせない戦力となった。 だから軍も、警察も、魔術師を部隊に組み込む。 それが常識だ。 日本特殊警備株式会社――通称「日特」。 そこに所属する神田隆二たち6人の実働要員は、その常識から外れている。 6人全員、エーテル器官非保有者。 魔術師は、1人もいない。 防護魔術もなければ、治療魔術もない。 銃弾を魔術で防ぐことも、敵を魔術で探すこともできない。 彼らが使うのは、銃、暗視装置、ドローン、エーテル検知装置、そして徹底した情報分析と戦術。 魔術を無効化する特殊能力など、彼らにはない。 それでも彼らが、魔術師のいる戦場へ送り込まれる理由がある。 エーテル器官を持たない彼らには――器官反応がない。 魔術師を入れれば、部隊は強くなる。 だから、みんな入れる。 みんな入れるから――彼らは入れない。 これは、魔術が戦場の常識となった世界で、その常識の外側から戦う6人の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/30
  • 現在の作品魔術圏外