あらすじ
東京解剖学研究所に勤務する法医、用ヶ瀬亜弥。
若くして高い法医学的知見を持つ彼女のもとに、ある日、正体不明の黒服の男が現れる。
「ここから先、お話しすることは全て国家機密となります」
男に案内されたのは、研究所の地下深くに隠された秘密施設──『東京怪異解剖局』。
そこでは、世間には存在すら公表されていない未確認生物や、妖怪、エイリアン、そして既存の生物学では説明できない『怪異』が極秘に収容されていた。
用ヶ瀬に与えられた仕事は、そんな人ならざる存在を解剖することだった。
最初に彼女の前へ運び込まれたのは、心拍も呼吸も停止しているにもかかわらず、人間を襲おうとする男──通称『ゾンビ』。
だが、未知を恐れるどころか、用ヶ瀬は笑う。
「いいですね。ぜひとも解剖してみたい」
ゾンビ、妖怪、未確認生物、そして人知を超えた怪異たち。
死体は嘘をつかない。
たとえ、それが人間でなくても。
天才法医・用ヶ瀬亜弥が、そのメスで怪異の正体を暴いていく
──怪異×法医学ミステリー。