あらすじ
旅をしながら、探索や採集、物探し、調査を仕事にする魔女ネレア。
その肩には、小さな使い魔の朔(さく)がいる。
なくした銀の箱を探したり、水路の異常を調べたり、古い境界石を確かめたり。
二人が引き受けるのは、土地と人の暮らしに残された小さな困りごとだ。
ネレアは、分からないものを分かったことにはしない。
朔は、知らないものを見つけるのが好きで、夜になると昼には埋もれている古い道や魔力の痕跡を見ることができる。
よく働き、よく調べ、ときどき寄り道をする。
そんな旅の先々で、二人は少しずつ、この世界に残る古いものと、今起きている異変に触れていく。
そして朔自身にも、この世界にはまだ説明のつかないところがあった。
変わってしまったものを、ただ元に戻すのではなく。
今ある形で、続けられるように整えていく。
これは、旅を続ける魔女と、その使い魔の物語。