あらすじ

世界がおかしくなっても、仕事はなくならなかった。 配送会社で働く直人は、高熱と錯乱、噛みつき事件が広がっていく街で、それでも荷物を届けようとしていた。 道路が使えない。 店が開かない。 誰が感染しているのかも分からない。 昨日まで正しかった手順が、今日はもう役に立たない。 そんな街で見つけたのは、異常事態の中でも当たり前のように営業を続ける一軒のバーガーショップ。 PANDEMONIUM BURGER。 食事がある。 明かりがある。 そして店内にいられる時間は、四時間。 四時間が終われば、また四時間。 もう一度、またもう一度。 いつしか店には人が集まり、眠る場所ができ、物が運ばれ、仕事が生まれ、それぞれの生活が始まっていく。 けれど、ここは世界を救う場所ではない。 ゾンビは消えない。 街も元には戻らない。 PANDEMONIUM BURGERも、ただ営業を続けている。 これは、終末世界を攻略する物語ではない。 「ここにいなければ生きられない」と思っていた人々が、 いつか店を出て、 自分たちの暮らしへ帰れるようになるまでの物語。 そして今日も、扉のベルが鳴る。 「いらっしゃいませ」

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小説を読もう2026/09/30
  • 現在の作品PANDEMONIUM BURGER ~世界がゾンビだらけになっても、店は本日も営業しています~