あらすじ
世界には、天使がいる。
神崎あかり、十八歳。
アニメとアイドルをこよなく愛する、どこにでもいるオタク女子。
そんな彼女の日常は、秋葉原の路地裏で一枚の大きな白い羽根を拾ったことで一変した。
羽根を追いかけた先に倒れていたのは、背中に本物の翼を持つ金髪の少女――天使、ノエル。
言葉も通じない天使を放っておけず、家に連れ帰ってしまったあかり。
ところがノエルは、スマホの動画を見ただけで日本語を覚え、料理まで覚えてしまう超高性能天使だった。
そして、ノエルが口ずさんだ歌を聴いたあかりは、その声がただの「歌」ではないことに気づく。
自分でも誰にも見せられなかった、引き出しの中のポエム帳。
天使の歌声。
そして、二人が紡いでいく一つの歌。
これは、オタク女子と天使が出会い、
やがて一つの「ラブソング」を歌うまでの物語。