あらすじ

午前二時、雷で町中が停電した土砂降りの夜。 眠れないWebデザイナーの蒼太は、明かりを求めて外に出た先の交差点で、傘も差さずに地面を照らす女性と出会う。 びしょ濡れなのに、なぜか綺麗に見えた彼女――雨宮灯が探していたのは、押し花の四つ葉が入った小さなキーホルダーだった。 「……幸せ、落ちてた」 彼女が呟いたその言葉に、蒼太の胸の奥で、古い引き出しがかたりと鳴る。 坂の下のパン屋の店員と、月に二度の客。お互いに見覚えがあるのは、きっとレジ越しの記憶だけじゃない。 朝四時の電話から始まる、十五年越しの小さな恋の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/30
  • 現在の作品暗闇の中貴方に出会ってみたら幸せが落ちていた件