あらすじ
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高校に入学して、空良(そら)が決めたことはふたつ。
やりたいことを見つけること、恋をすること。
土砂降りの放課後。
バイト先のレトロ喫茶『ゆめぎわ』の軒下で、雨に濡れるひとに出会う。
また会えるかなと淡い期待を抱いても、手がかりはふたつだけ。
彼が見せてくれた紫色のギターと、落としていった星のキーホルダー。
人気者の兄・翔音(ショーン)を紹介してほしいと、学校で女子たちに取り囲まれ、うんざりしていたある日。
空良は兄と親しい「レイ」という人物が恋人(彼女)だと思い込む。
兄に迫っても、笑ってバンドのライブのチケットを渡されるだけ。
「一応言っとく。レイはやめとけ」
初めて行ったライブで、空良はレイの正体を知る。
彼はあの日、雨に濡れていたひとだった。
優しくて、指先まで繊細で、ギターを大切にする王子様。
その幻想は、空良の目の前で砕かれる。
届かぬ想いに身を焼き尽くし、年上の女性とキスをするレイ。
「あやうくクズに引っかかるところだった!」
忘れたいのに、空良の脳裏にこびりつく。
キスのあとの、熱のないレイの目。
レイが気まぐれに『ゆめぎわ』に来るのは、雨の日ばかり。
空良の作るドリンクを飲んでは、帰っていく。
夢見ていた恋はキラキラして、マシュマロみたいに甘いはずだった。
でも。
「レイ先輩がくれる感情は、そうじゃない」
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加賀美 空良 / かがみ そら
16歳・高校一年生
朝霞 怜(レイ) / あさか れい
18歳・高校二年生
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※渋谷や井の頭通りなど、一部実在の地名が出てきます。
※行為をいたすシーンはありません。
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