あらすじ

演劇部の衣装を作る夏紀は、三年間、小木の袖をつかんで呼び止めてきた。卒業公演の主役を務める彼は、春から東京の役者養成所へ。夏紀は服飾の専門学校へ進む。最後の舞台のために仕立てた青い上着は、自分の課題にもなる大切な一着。けれど、本番前の稽古で、その脇が破れてしまう。直したい服と、うまく伝えられない気持ち。針を進めながら二人が向き合うのは、去年の寸法には収まらなくなった互いの姿だった。

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エブリスタ2026/09/29
  • 現在の作品袖の向こう側