あらすじ

千年続いた勇者と魔王の戦いは、あっけない形で終わった。 魔王は七体いた。六体目を倒したところで、王国は気づいたのだ。魔王は地脈の心臓で、倒すほどに畑が痩せていく、と。 手のひらを返した王国は、最後の一体を絶滅危惧種に指定した。 討伐は英雄の偉業から、懲役十五年の犯罪へ。勇者は、密猟者になった。 勇者学校を「殺意が足りない」で落第した新人ノーラの就職先は、魔王保護官。 初仕事は、森の奥にひとりで暮らす最後の魔王(推定八歳・角が片方折れている)の見守りだった。 保護官心得は三つ。餌を与えない。触れない。名前をつけない。 着任三日目、もう全部あやしい。 保護指定を外したい役人。免許失効中の自称勇者。魔王が育ちきる前に片づけたい誰か。 敵は多いけれど、これは保護です。断じて子育てではありません。

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小説を読もう2026/09/30
  • 現在の作品勇者の皆さま、魔王は絶滅危惧種です