あらすじ
国同士の争いが絶えず、魔法と異なる種族が共存する世界――オルディア。
二十四歳の傭兵、レイン・アルヴァは、どこの国にも属さず、金のために依頼を請け負いながら各地を旅していた。
ある日、銀貨十二枚の護衛依頼を受けたレインは、街中で一つの古びた金属片を拾う。
それは、見覚えのないはずのものだった。
だが、その金属片に刻まれた紋章を見た瞬間、レインの中に奇妙な既視感が生まれる。
直後、街で起こる爆発。 自分を知るはずのない者たちから向けられる視線。 そして、金属片を狙う謎の者たち。
ただの護衛依頼だったはずの旅は、やがて世界各地に残された古代の記録と、レイン自身が失った過去へと繋がっていく。
これは、世界を救う英雄の物語ではない。
ただ生きるために剣を振るってきた一人の傭兵が、旅の中で世界の真実と、自分が何者なのかを知っていく物語。