あらすじ
「天罰」と呼ばれる過酷な試練によって異能と身体の変貌、そして感情の一部を奪われた3人の若者たち。過去のトラウマや過酷な運命に抗い、愛する者との再会を通じて人間性を取り戻し、平和を掴み取るダークファンタジー・ヒューマンドラマ。
【設定:天罰ルール】
世界には「天罰」を下す存在(神竜など)や、それを科す儀式が存在する。
* 1回目の天罰:異能力を手に入れる(高い治癒能力など)。
* 2回目の天罰:身体が異形の特異体質へと変化する。
* 3回目の天罰:人に害をもたらす完全な怪物へと変貌する。
【ストーリー】
【ラストリーの章】失われた「怒り」と偽りの姿
「雷の天罰」を2度受けた男・ルイニ(ラストリー)は、異能の電撃と絶大な再生能力を持つ体質となっていた。幼い少女を守れなかった過去のトラウマから姿を消し、髪色・目の色・性別・年齢のすべてを偽って「ラストリー」と名乗り、女装して潜伏生活を送っていた。
天罰の副作用で「怒り」の感情を失っていた彼は、かつて自分を愛してくれた男性・ヤントウと再会するも、拒絶して逃げ出してしまう。
【カルキの章】失われた「涙」と秘密
「水の天罰」を2度受けた男・カルキは、身体が「水と一体化する」体質になり、同時に悲しみや感情で「泣く」機能を失っていた。
過去に付き合っていた高身長で褐色の男性・タシミを巻き込みたくない一心で姿を消していたが、街で奇跡的に再会する。隠し通そうとしたものの、タシミの変わらぬ愛に触れ、自分が天罰を受けた者であることをついに打ち明ける。
【ユウヅキの章】失われた「笑顔」と孤独
最も小柄な少女(?)・ユウヅキは「光の天罰」を受け、刺客から狙われる危険な存在となっていた。大家族の家で過ごしていたが、義弟・キシキからの嫉妬といじめを受け、彼を思いやって家出する。
一人で途方に暮れる中、元恋人のカントと再会。「笑う」感情を失い、自分の危険な運命に巻き込むまいと冷たく突き放すが、カントは諦めずに抱きしめ、真実を受け止める。
【主要登場人物】
* ラストリー(ルイニ)
「雷の天罰」を受けた男。驚異的な再生能力と電撃の力を宿す。性別や姿を偽り「女性」として生きていた。「怒り」の感情を失っていた。
* カルキ
「水の天罰」を受けた男。水と同化する体質を持つ。自分から逃げ出した元恋人・タシミを探していた。「泣く(涙)」感情を失っていた。
* ユウヅキ
「光の天罰」を受けた者。光の力ゆえに闇の刺客から狙われている。元恋人・カントを巻き込まないよう突き放そうとする。「笑う」感情を失っていた。
* ヤントウ
ラストリー(ルイニ)を捜し続けていた30代の男性。
* タシミ
高身長で褐色肌のカルキの元恋人。カルキを深く愛している。
* カント
ユウヅキの元恋人。ユウヅキに突き放されても諦めず、すべてを受け入れた。