あらすじ
時は世紀末。世界中で核戦争が始まり、人類は荒廃しきっていた。
世界中で戦争が始まり、核防止条約は何処へ行ったのか、無事な街など無かった。
かつて美しい碧色だった海は黒く染まり、綺麗な緑が広がっていた地は灰色に染まった。
かつてこの星を照らしていた太陽は、雲のような何かから薄っすらと見える光輪でしかない。
極限状態に追い込まれた日本は第2次世界大戦の船を改造し復活させ、意思をもたせた。
少女達と船と統合させ、制御できるようにするという非人道的な実験を経て。
少女達は、色々な薬を投与され、記憶をいじられ、体をメスで切られ、痛い実験もした。拒否権など、無かった。
その結果生まれた、いや、生まれてしまったのが、巡航艦隊である。
彼女達は終わりのない戦いに大体が15歳程という若い年齢にもかかわらず身を投じることとなった。
変なコードのようなものをつけられ、逆らうことはできない。
精神が若いが故、抗うこともできない。
また、少女達は艦船を自分の体として動かすため乗組員が要らず、同じ艦隊の仲間がいない時は孤独だ。
自分が人間だった時の名も思い出すことができない。
彼女達は生涯、戦争しか知らなかった。
仲間が沈没しかけて重傷を負っても心配する暇もなく、自由な時間もない。寝ることもできない。
ただ、痛みを感じながら四六時中戦い続ける毎日だった。
負けたことがなかったのは、皮肉だった。
目の光も消え、感情も失いかけ、淡々と敵と戦うロボットのような存在になってしまっていた。
命令に、逆らうことはできない。逆らえば、あの時の実験以上の苦痛が与えられる。
生きていながら殺されているような感覚だった。
所詮はモルモットだと、彼女達は人として数えられなかった。
ただ、安全なところから見ている偉い人達の命令に、従うことしかできなかった。
だが、そんなある日、彼女達が航行する海面に黒い霧が現れた。
避けても避けても目の前に現れる。突っ切って通り抜けようとしたところ、
全ての機器は反応しなくなり、その後地図関係のものを残して全てが復活した。
他の艦隊達も同様に黒い霧に入り、この世界の別々の海域にいるようだった。
そして目の前には、見たことのない美しい世界。
彼女達は、異世界転移したのだった。
作者が唯一モチベのある作品です。
最近はこの作品がブーム。
作者の好きなようにやります。元々人に見せるために考えた設定では無いので。