あらすじ
「わたくしはただ、理想の料理に出会いたかっただけですのに――」
味にうるさく、何度も料理を作り直させたことで“わがまま悪役令嬢”と呼ばれ、ついには処刑された公爵令嬢セレスティア。
次に目を覚ますと、そこは現代。しかも彼女は、潰れかけの地方ホテルで働く十七歳の住み込み従業員・リサに転生していた。
皿洗い、掃除、配膳。前世では使用人に任せていた仕事に悪戦苦闘するセレスティアだったが、客に出された料理を見た瞬間、我慢の限界を迎える。
「この魚、作り直しなさい」
焼きすぎた魚。焦げたバター。作り置きのソース。
料理長を怒らせ、同僚を青ざめさせ、それでも彼女の舌だけは間違っていなかった。
そして、その騒ぎを聞きつけて現れたのは、若く美しいホテル支配人。
味にうるさすぎて処刑された令嬢が、今度はその“わがまま”で潰れかけホテルを救う――かもしれない。
悪役令嬢×現代転生×ホテル再建のお仕事成り上がり物語。