あらすじ

「その程度、誰でもできる。評価するほどじゃない」 四十三歳の正社員、大倉静江は、勤続十五年の会社で突然手当を打ち切られた。 請求書処理、取引先との調整、新人教育――誰の担当でもない仕事を引き受け続けた結果が、給料の引き下げだった。 静江は怒鳴らない。代わりに、自分の仕事を百三十七行の一覧にまとめ、担当者と責任者を決めていく。 ところが、「誰でもできる」と言った部長は、請求書を一通出すだけで立ち往生してしまう。 そんな静江に、取引先から声がかかった。 「その経験が欲しいんです」 正式な引継ぎを終え、静江は退職する。 残された会社で次々に聞こえてくるのは、「大倉さんがやっていたので」という言葉だった。 名もなき仕事を担ってきた女性が、自分の経験と働く場所を取り戻す、お仕事ざまぁ物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/29
  • 現在の作品『誰でもできる仕事でしょ?』と私の給料を下げた会社へ。 では、その仕事を全部お返しします