あらすじ
元・教団のエリート聖女シルヴィアの望みはただ一つ。「辺境で誰にも邪魔されず、完璧な温度の紅茶と優雅なティータイムを過ごすこと」。
しかし、彼女の持つ圧倒的な固有スキル【勧化抵抗】と、私生活を守るための極限まで効率化された防衛セキュリティの前では、すべての事象がバグを起こす。
国中のエリート監査官は一言で精神を屈服させられ、王国の大軍や教皇はひれ伏し、世界を恐怖に陥れるはずの魔王軍四天王や本物の勇者までが、なぜか「聖女様のお膝元で無私の奉仕(庭の雑草むしり)を捧げる使徒」へと勝手に成り下がっていく。
本人は「ただ面倒くさいから帰ってほしい」と言っているだけなのに、周囲の人間が勝手に感動し、勝手にカルト宗教を立ち上げ、世界中がなぜか勝手に平和になっていく――。
絶対零度の聖女が繰り広げる、史上最も面倒くさくてシュールな勘違いスローライフ、開幕!