あらすじ
かつて、世界には人々を襲う「怪物」が存在していた。
怪物と戦う戦士たちを育てるために創設された王立盾衛学院――アーク・ガーディア。
しかし、長い平和の中で怪物は姿を消し、人々は戦うことの意味を忘れていった。
今では学院の中でも、強くなることを望む者より、「弱者」として守られることを望む者のほうが優遇される。
そんな学院へ、一人の少年が入学する。
少年の名は、ルーク。
かつて怪物から逃げ、友を失った過去を持つ彼は、二度と大切なものを失わないために、誰よりも強くなることを決意していた。
そんなルークに最初に声をかけたのは、飄々としてどこか掴みどころのない少年――フィンディルだった。
強くなりたいルーク。
強くなることから逃げているフィン。
正反対の二人が出会ったとき、止まっていた学院の時間が少しずつ動き始める。
そして――
人々が忘れていた「弱さ」が、再び世界に怪物を生み出そうとしていた。
これは、弱さを抱えた少年少女たちが、それぞれの「強さ」を見つけていく物語。
弱き者たちの戦歌――その歌は、ここから始まる。