あらすじ
実験中の事故で命を落とした理系大学院生・ユウマが目を覚ましたのは、魔法が存在する異世界だった。
だが、魔力測定の結果は「下位」。生まれつきのスキルにも接続できず、周囲からは魔法の才能がないと決めつけられる。
それでもユウマには、ひとつの疑問があった。魔法が現実に起こる現象なら、そこには再現できる法則があるはずだ。
詠唱を手順として読み解き、魔法陣を回路として調べる。失敗を記録し、道具を作り、条件を変えて何度でも試す。そんな彼の研究に、魔法を感覚で操る少女や、ものづくりに長けた仲間も加わっていく。
血統と才能がものを言う世界で、理論はどこまで通用するのか。魔力に恵まれなかった青年が、「魔法は誰のものか」を問い直す異世界ファンタジー。