あらすじ
三十八歳の公爵夫人エレオノーラは、ある日ここが乙女ゲームの世界であり、最愛の娘が三年後に処刑される「悪役令嬢」だと気づく。
「娘を処刑? 冗談じゃないわ」
単に王太子との婚約を解消するだけでは意味がない。娘を理不尽な運命に追い込む「腐敗した貴族社会」こそが諸悪の根源だ。
ならば、国ごと作り変えてしまえばいい。
「……三年あれば十分ね」
公爵家の莫大な財力・人脈・政治力を総動員。
教育、商業、女性の権利を次々と改革し、王太子を再教育し、さらには原作ヒロインまで保護下へ。母は国政の裏側から、悲劇を生むゲームの舞台そのものを根底からぶっ壊していく。
一方、愛娘のために鮮やかに躍動する彼女の姿は、長年冷え切っていたはずの公爵夫の心まで思いがけず揺さぶり始めて……?
これは、娘の破滅フラグをへし折るために国家改革に挑む、最強の母の物語。