あらすじ
『トラッシュカプセル』
SFアクション/サスペンス/バディ
1. 作品概要
近未来。人体に特殊なカプセルを埋め込む技術が確立され、カプセルは宿主の脳内で会話できる「相棒」として、人々の生活を支えるようになっていた。
カプセルには宿主との接続によって身体に「亀裂」が生じるという代償がある。しかし研究の進歩により、一般的なカプセルなら亀裂が繋がるのは80歳前後と判明。通常の寿命まで使用できる技術として普及していた。
そんな中、主人公は研究発表会で自ら被験者に立候補する。しかし施術前、カプセルが偶然、研究室に持ち込まれていたパンの袋の「プラスチック片」を取り込んでしまう。
それが、世界で唯一の異常なカプセル――「トラッシュカプセル」の始まりだった。
2. 作品コンセプト
「価値は、誰が決めるのか。」
ゴミを取り込んだため「最弱」「失敗作」と見なされるカプセル。しかし、他のカプセルにはない性質を持つことで、主人公は次第に未知の能力を開花させていく。
本作は、近未来SFの能力バトルを軸に、主人公と脳内のカプセルが「人間と人工知能の境界」を越えていくバディドラマとして描く。
3. カプセルシステム
カプセルは単なる強化装置ではない。宿主の脳内で意思を持ち、会話や助言を行う。
現代のAIに近い機能を持ちながら、単なるAIではなく、それぞれが個性と意思を持つ「相棒」として存在する。
カプセルには特殊な物質を取り込む性質があり、取り込んだものによって能力や性質が変化する。
また、カプセルを埋め込んだ宿主には身体的な「亀裂」が生じ、時間とともに少しずつ広がる。亀裂同士が繋がると生命活動が停止するが、通常のカプセルでは80歳前後まで問題なく使用できるとされている。
4. 主人公
普通の青年。研究発表会でカプセル技術を知り、自ら被験者に立候補する。
施術後、身体能力が飛躍的に向上。帰宅途中に自分の身体能力の異常に気づく。
しかし、その直後から黒いミニバンに乗ったスーツ姿の男たちに追われ始める。
中には一般人も含まれており何故か情報を知っている面識のない追跡者には自らの身体能力で対抗する。
逃走の末、研究室へ向かい、自分のカプセルを調査することになる。
5. トラッシュカプセル
主人公のカプセルが施術前に取り込んだのは、特殊な鉱物でも生物組織でもない。
研究室で研究者が食べていたパンの袋。その端に付着していた、ごく小さなプラスチック片だった。
研究室には本来そのようなゴミは存在しない。
偶然が生んだ、世界で唯一の「ゴミを取り込んだカプセル」。
当初は「最弱のカプセル」「失敗作」と思われる。しかし、その評価とは裏腹に、主人公の身体データは従来の被験者とは明らかに異常な数値を示す。
さらに物語が進むにつれ、プラスチックを取り込んだこと自体が、主人公のカプセルに特殊な可能性を与えていたことが判明していく。
6. 第1話の展開
研究発表会でカプセル技術が紹介され、主人公が被験者に立候補。
施術前、カプセルが偶然プラスチック片を取り込む。
施術後、主人公の身体能力が異常に向上。
帰宅すると、家の外に黒いミニバンが停車している。スーツ姿の追跡者が現れ、主人公はアパートから逃走。
街中にも主人公を狙う人間が現れる。しかし全員が敵ではなく、普通の人々は何も知らない。
主人公は追跡をかわしながら力で対抗する。
最終的に研究室へ連絡し、自ら研究室へ向かうことで追跡は中止される。
そこで主人公のカプセルを調査した結果、「何かを取り込んでいる」こと、そして取り込んだものがプラスチック片だったことが判明する。