あらすじ

曲がり角でぶつかった二人は、運命の相手になる。世間ではそういうことになっている。 そういうことにしているのは、緒川市役所・縁結び課・偶然係だ。 配属三日目の新人、間宮拓の仕事は「仕込み」。食パン案は廃止済み、衝突速度は時速四キロまで、年度目標を割ると街のポストが透ける。理由は考えてはいけない、というのがこの職場の一番のルールだった。 そんなある朝、任務を終えて角を曲がった間宮は、生まれて初めて曲がり角でぶつかられる。相手は、縁を切る課の切原主任。 どちらの課も仕込んでいないのに、縁台帳には二人の名前が勝手に登録され、起案者は空欄、決裁だけがなぜか済んでいた。 結ぶ側と、切る側。正反対の二人は、「誰が仕込んだのか」を探しはじめる。 運命を仕込む側の人間が、うっかり仕込まれる側に回ってしまった、市役所発の職場ラブコメディ。

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小説を読もう2026/09/29
  • 現在の作品運命の出会いは、市役所の偶然係が仕込んでいます ~縁切り課の彼女と、仕込んでいない曲がり角でぶつかった件~