あらすじ
山脈のふもとにある村、シルト村に暮らす十二歳の農民であるアルト・カーター。毎日祖父母の農作業の手伝いをしながら幼馴染のロイとペットの子供ふくろうのルルと一緒にふもとの雑木林を探検していた。
ある日、ロイが熱を出したのでアルトとルルは1人と1匹だけで探検していた。
奥まで進んでみようとしたとき、なんと斜面を転がり落ちてしまった!
どのくらいルルを胸に抱いて庇いながら転がったかわからない、痛みに耐えながら目を開ける。
そこに広がっていたのは――虚無でも海でもなく、豊かな四季と魔法が巡る「未知の土地」だった。
見たこともない巨大な古代樹、美しい自然、そして出会った猫科の獣人である少女・シエラ。
アルトは大自然に囲まれながら未知の世界を旅するうちに1つの夢を持つようになった。
「この土地の地図を自分で書いてみんなに見せよう、山脈の先を虚無や海だと信じ込んでいる人々に!」
これは二季の貧しい帝国を飛び出し、名もなき未踏地へ名前を刻んでいく少年の物語だ。