あらすじ
十五歳になった少年ルカには、幼い頃からの夢がある。
――世界中を、自分の目で見てみたい。
元冒険者の父から聞いた、まだ見ぬ土地。未知の魔物。不思議な迷宮。そして、誰もその先を知らない「世界の果て」。
十五歳の誕生日、ルカは幼馴染のミアと不思議な生き物クウとともに【始まりの迷宮】へ向かう。
そこで十五歳になった者へ授けられる、神からの“祝福”。
しかしルカに与えられたのは――
【???】
名前も、何ができるのかも分からない、誰も見たことのない祝福だった。
冒険者となったルカは、ミアやクウとともに旅へ出る。
知らない町。未知の迷宮。新たな仲間。遥か昔に滅びた旧人類の遺物。そして、父が遺跡から持ち帰った謎の黒い板。
旅を続けるほど、この世界の「当たり前」に少しずつ疑問が増えていく。
それでも、ルカの目的は変わらない。
英雄になりたいわけじゃない。
世界を救いたいわけでもない。
ただ、見たい。
世界には、まだ知らないものがいっぱいある。
なら――全部、この目で見に行こう。
「世界の果て」を目指す少年たちの、冒険と世界の謎を巡る長編ファンタジー。