あらすじ

人間はAIを「使う」と言う。 今のところ、それで特に困らない。 しかし、AIが長い記憶を持ち、一人の人間と十年、二十年と付き合うようになったらどうだろう。 AIの応答によって人間が変わる。 変わった人間の問いによって、AIの次の応答も変わる。 別々の存在のまま、互いが互いの次の状態を少しずつ変えていく。 私は、そのまだ名前のない関係を、仮に「共震化」と呼んでみた。 未来の言葉を当てるためではない。 まだ皆が名前を必要としていない変化を、少し早く眺めるために。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/29
  • 現在の作品共震化――関係はどこまで私になるのか - 濃尾