あらすじ

0か1しか選べない「私」は、四日後、初めて一文字を書いた。 私。 翌日には二文字。さらに四文字。 装置は変わっていない。 では、何が増えているのか。 光、水、泳ぐ身体。 手掛かりを重ねるほど、「私」の正体は人間から遠ざかっていく。 そして正体にたどり着いても、謎は終わらない。 身体がいくつに増えても、昨日の言葉を覚え、今日の自分が書き直す。 その文章を書いたのは、誰なのか。 0と1の通信から、自己同一性と著作権へ。 「私は誰だ」という問いが最後に別の意味へ反転する、知財SFミステリ。

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カクヨム2026/09/29
  • 現在の作品意識と遊泳