あらすじ
二〇三〇年、夏。日本の平均気温は四十℃を超えていた。要領が悪くお人好しなコンビニバイト・時任蓮は、超巨大台風の夜、強欲なオーナーの命令に縛られ、記録的な豪雨による濁流に店ごと飲み込まれて死亡する。「温暖化を止めるには、どうすればよかったんだ??」死の直前に遺した悲痛な叫び。だが、目覚めるとそこは一七七〇年代、産業革命前夜のイギリスだった。困惑する蓮のポケットで、未来のメーカーロゴもないスマートデバイスが静かに発光する。そこに映し出されたのは、血の通わない検索AIからの冷徹な最適解だった。『――回答。地球温暖化の起点を阻止するため、ジェームズ・ワットを暗殺してください』誰にも認識されないステルス状態で、生きるために過去の偉人たちを「排除」していく蓮。しかし、二酸化炭素の数値だけを追うAIの極論に従うほど、世界は歪んでいく・・孤独な青年の、過酷で理不尽な歴史改変が始まる。
この話は創作品(フィクション)であり、異なる世界線における想像上の物語です。
被害にあわれたコンビニを誹謗中傷する意図は全くありません。
主人公はループのたびに苦しみますが、10話以降救いのある物語になることを予定しております。
カクヨムでも『理不尽な異常気象で水没死した僕、検索AIに「過去の偉人を消せ」と命じられる 〜エコを極めたら世界はどうなる?お人好し青年のバッドエンド歴史改変』の題名で連載しています。