あらすじ
大陸中央の小国・カリスト王国は、交易の要衝であるがゆえに周辺諸国から好き勝手に干渉され続けていた。
関税を下げろ、軍を減らせ、商人を優遇しろ……若き国王レオニスは、毎日のように届く無茶振りにうんざりしていた。
そんな彼の趣味は魔術研究。
全属性に適性を持ちながらも威力は平凡、だがその代わりに、結界魔術と時間魔術だけは誰にも負けない才能を秘めていた。
そして研究の末、彼はとんでもない魔法を完成させる。
国土すべてを覆える規模の巨大結界魔術、そしてその内部の時間を操る応用技術を。
「……もう他国の言うことなんて聞かなくてよくないか?」
そうしてレオニスは、国を丸ごと結界で閉ざし、外敵も干渉もすべて遮断。
さらに結界の内側で時間の流れを操ることで、作物は一瞬で育ち、工房は爆速で回り、国は外界を置き去りにして発展していく。
これは、周辺国に振り回されるのに嫌気が差した若き国王が、結界魔術&時間魔術で理想の国家を作り上げる物語。