あらすじ
19世紀末ウィーン、ハプスブルグ家の分家テシェン大公家に生まれたイザベラは、長じて遠縁のバイエルン王子ゲオルクと結婚するが、新婚旅行が始まってまもなく、新郎の言動に違和感を覚え始める。
2人の間に何があったのかも公にされないまま、旅が終るや否や夫婦は別居し、結婚から1年足らずで破局に至った。
その後イザベラは、自立を志して看護学校に入り、程無くして始まった第一次世界大戦に、従軍看護婦として赴く。
そこで彼女が出会ったのは、悲惨な現実と初めての恋!
やがて戦争の終りと共に、650年続いたハプスブルグ王朝も終焉を迎えた。
そしてドイツ、ロシア、トルコといった大王朝が、立て続けに斃れる混迷の中、イザベラが選んだ道は・・・史実とフィクションを交えて、1人の高貴な女性の、数奇な運命を辿った物語。